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質問: 将来翻訳関係の仕事に就きたいのですが、その訓練として読書以外にどんな事が有効でしょうか? 日本語のトレーニングも必須だと思うのですが・・・
はい、英語から日本語への翻訳で基本的に大事なのは、自然な日本語で表現できることです。そのためには、質の良い日本語の文章を沢山読み、日本語の文章を毎日のように書いて書いて書きまくることです。手紙でも日記でも小説でも笑い話でも結構です。まず大量に書くことが大事です。 勿論、英文を正確に読めることも重要です。 辞書などの参考書も1・2冊ではなく、手元に沢山そろえ、あれこれと使って慣れる必要があります。英文の意味を調べるために辞書を引くなら英英辞典、漢字や日本語の意味を確認するなら国語辞典や漢和辞典が良いでしょう。それ以外にさまざまな言語の辞典・地図帳・百科事典などもあった方が良いです。
私は以前アメリカへホームステイに行ったとき、ひどい侮蔑の言葉をメキシカン料理屋で浴びせられました。空港でも、飛行機の中でもあまりよい扱いを、白人の友達と比べて見るとされませんでした。その頃は何を言われたのか分からなかったのですが、いまになってみると明らかに人種差別のことばでした。いまもまだアメリカはWASPが優越する国なのでしょうか。それとも私の運が悪かったのでしょうか。私は後者であって欲しいと望むのですが。
WASPというのは White Anglo-Saxon Protestant、つまり白人でも特にアングロサクソン系で宗派はキリスト教プロテスタント系の人たちですね。たしかに今でも主流派ですが、ジョン・F・ケネディやロナルド・レーガンのようにアイルランド系の大統領も出るようになりました。アイルランド系の人たちの多くはキリスト教でもカソリックです。 カリフォルニアのシュワルツェネガー知事はオーストリアうまれで、白人かもしれませんがアングロサクソンではありません。 それでも差別はあります。低所得者層の多くはアフリカ系だったり、女性だったりします。ほうっておいても差別はなくならないので、大きな組織は人口比に応じて女性や特定の人種の人たちを雇うことが法的に義務づけられています。
質問: 私はNHKのラジオで英語の発音を勉強したのですが、全く発音は上達しません。自分の話す英語はどうも地方のインチキ英会話学校の講師のようで、聞くに絶えません。どうすれば小林克也のような英語が話せるようになるのでしょうか。
上品な身だしなみ、堂々とした態度、大きな声で中身のある話ができれば、発音がたどたどしくてもインチキ講師の様な雰囲気にはなりません。米国の大学で教えている日本人の先生で、そういう人物を何人か知っています。ただし、語学の先生ではありません。 一つ一つの単語の発音に関しては、辞書で発音を調べたり、声の出る電子辞書などを参考にしながら、地道に練習するのが一番です。この点に関しては努力です。 全体として英語らしい感じにするには以下の2点が大事です。 1. 子音を強調し、文末を明確に。 2. 遅く、長く、強く、はっきり発音すべき語と、速く、短く、弱く、曖昧に発音すべき語の差をつける。 小林克也さんは、自分のバンドを結成してライヴ活動をしたこともある音楽好きです。歌を聴いて発音を学んだことは確かです。僕の知っている範囲でも、音楽活動をしている学生には、なんとなく英語らしい発音のできる人が何人かいます。
原題 Spellbound、この夏、日本各地で公開される長編ドキュメンタリーで、英語教師必見の映画らしいです。
日本語の公式頁 http://www.pan-dora.co.jp/challenge/top.html"> 読売オンラインの紹介記事 http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ 英語版 Spellbound の公式頁 http://www.spellboundmovie.com/ 東北では8月27日から仙台で <www.pan-dora.co.jp/challenge/theater.html> ベーシック英語による解説 <ryotasan.blogspot.com/2005/06/spellbound.html>
質問: 外国の文学に触れる前に、まず、日本の文学にきちんと触れておく、そういった必要性は多大にあると言っても過言ではないのでしょうか?
日本語を先に覚えた人で、日本語の読書経験が豊富な人は、勉強すれば必ず英語の本も読めるようになります。そういう意味で、日本語の読書には重要な意義があると言えますが、日本文学に限定する必要はありません。 たとえば5000円札に印刷してある樋口一葉の作品を日本語の原書で読んだことのある大学生がどれだけいるでしょうか? 「たけくらべ」でも「にごりえ」でも基本的に文語体で書いてありますから実質的には古文と同じです。 歴史の長い日本文学は、その大半というか大部分が古文で書かれています。漢文で書かれた作品もあります。努力してそういう作品を読むことは素晴らしいですが、何が何でもこちらを先にする必要はありません。こころざしの高さは素晴らしいですが、実質的にそんなことをしている人は滅多にいません。楽しんで読める水準の文章で書いてある作品から、あるいは興味のある作品から始めれば結構です。 英語の本を何冊か読んだあとに、日本語の古典を読んでみると、英語の読書を始めるまえより、いくらか読みやすく感じることもあります。古典といえども日本語だからです。
質問: 言語学としての英語の勉強と、コミュニケーションとしての勉強、教師を目指す者としての勉強にはやはり違いがあるものなのでしょうか。
無いと考えて結構です。少なくとも、大学の学部を卒業するぐらいの段階に来るまでは、同じというか、さまざまなことを学んでおいた方が良いし、それぞれの分野の関連性も重要だからです。たとえば英語で書かれた言語学の入門書を読むことで、英会話が上手になる沢山のヒントが得られるはずです。(少なくとも僕にはそういう経験があります。) 教員として仕事をするばあい、具体的な教えかたの技術や学校での仕事のしかたも重要ですが、その種の技術には、大学で学ぶより学校の現場で学んだ方が良いことや、現場でないと学べないことも沢山あります。
質問: 現在、書店に行くと膨大な量の本がありますが、その中で結構目に付くのが芸能人、元スポーツ選手のエッセイです。最近では元横綱若乃花の<激白>などが陳列されていました。ところで、読書といった時にこのような本は読書に含まれるのでしょうか。あと、俵万智の<チョコレート革命>を読んで読書といえるのでしょうか。(決して著者の方々の作品を批判しているのではありません)
どんな人の書いた本でも、手にとって眺めてみて、興味がわいたら読んでみると良いです。どんな人の書いた本でも、読めば立派な読書です。 スポーツ選手でも、ジャイアント馬場や前田日明さんなどは大変な読書家です。最近の福島県の大学生よりは教養があると言ってさしつかえないです。読んでみれば、得ることは沢山あります。 本を書けるほどの教養が無い有名人が著者になっている本は、ゴーストライターによって書かれているばあいが多いです。ゴーストライターは、無名だけれど実力派の作家で、あとから有名になったりします。ですから、こういう人たちの本も侮れないです。 若乃花さんの本は分かりませんが、俵万智さんは早稲田大学で日本文学を専攻し、高校で何年も国語の先生をしていました。幼少からの豊富な読書経験に裏打ちされた、美しく読みやすい日本語を書ける人です。 一方、立派な肩書きを持つ学者や作家でも、つまらない本やくだらない本を出してしまうことはあります。書いてあることのほとんどが正しくても、一部に間違いが含まれていることもあるし、文章が難しすぎて読めないこともあります。それでも言葉の勉強にはなるかもしれません。
質問: 英語がもっと上達するためには語彙力も必要だと思うのですが、どのようにして覚えていくのが最も良いと思いますか。私は受験期に故意に単語を暗記するという作業をしないで問題集等で長文を何度も読む事によって出てきた単語の大体の意味をつかみ、理解するというような形をとっていたので明らかに他の人より語彙力が劣っています。やはり単語だけ集中的に覚えるべきなのでしょうか。
一口にある単語を覚えたと言っても、その知識と理解の程度はさまざまです。一つの単語をどのくらい本当に知っているのかの差を、大雑把に説明してみましょう。以下に示すのは読解力における単語の知識の程度です。 0. その単語を認識できない。見ても目に入ってこないか、それと似ている別の単語と取り違えてしまう。 1. 認識できるが、その単語に出会った記憶がない。 2. どこかで見た記憶はあるが、その単語の意味は見当がつかない。 3. 単独で出されても分からないが、どういう状況で使われる単語かや、品詞ぐらいは見当がつく。 4. まとまった内容のある文章の中で出会えば、前後関係でその単語の意味は見当がつく。 5. 単独で出されても、その単語の基本的な意味は思い出せる。 6. その単語の基本的な意味を説明できる。 7. その単語を使いこなして文章を書ける。 送信用の単語なら7の段階まで来ていることが必要ですが、受信用なら4までで結構です。 受信用の単語は最低2000、できれば5000ぐらい知らないと、一般的な英語の文章は読めません。単語カードを使ったり問題集などで何千もの単語を覚えられたという人を僕は知りませんが、そういう方法が好きなら、例文に注目して下さい。カードやノートを作るなら例文を書きましょう。ただし、毎日のように大量の英語を読んでいないと、覚えた単語の記憶も維持できないと思います。 英和辞典を使うばあい、語源に注目して下さい。自然な用例や正確な意味を知りたかったら英英辞典を使ってください。このばあいも例文に注目することが大切です。
質問: 英検の資格が欲しいので、とりあえず準1級の参考書を買ったのですが、いまいちどう勉強していいのかわからないので教えて下さい。単語とかをたくさん覚えていけばいいのでしょうか?できれば大学時代に1級までとりたいです。ちなみに先生は持ってますか?持ってるとしたら、どんな勉強をしたのですか?それと、他にどんな資格があると就職に便利でしょうか?
むかし、大学院を中退して塾講師をしていたころ、英検の1級を受けて、落ちたことがあります。試験の前後に、過去の問題やそのときの問題に載っていた用例を調べてみたんですが、英英辞典や洋書には載っていないけれど英和辞典には載っているような (つまり和製英語と思われる) 表現もありました。その当時でも僕は海外の雑誌や書籍を300冊以上は読んでいましたから、20世紀の英語として滅多に使わない表現かどうかは判別できる自信がありました。 当時、聴解力の検査のことを「ヒアリング」と呼んでいた点も、まるで耳鼻科の検査のようで不自然に感じました。こういう問題を作成している先生がたは、実用的な英語を本当にご存じなのかどうか疑わしいと思いました。 その2年後に、米国の大学で英語教育学を専攻し、博士号を取ったという日本人の先生の話を聴く機会があり、当時の英検には不自然な用例が出題されているらしいという話もあり、やはりそうかと思いました。 そういう体験があってから、検定試験には熱意を失いました。でも今はもっと自然な英語を出題するようになったかもしれません。 もし受験するなら、問題集の模範解答を熟読し、上手な答え方を学ぶと良いでしょう。 単語は、受信用の単語なのか、送信用の単語なのかで、覚えかたも違います。 送信用であれば使いこなせるようになっていることが大切です。英英辞典でその単語を引き、説明と用例を熟読すると良いでしょう。 受信用であれば、聴いて認識でき、前後関係で意味を類推できれば充分ですが、試験用の問題集や参考書は、あくまで出題傾向を知るための道具です。 受信用の語彙を増やす場合、英語を聞いたり読んだりする量を増やすことが必要です。それも断片的な文章より、まとまった内容のある長い文章の方が、長期的には学習の苦痛が少なく、理解しやすく、記憶にも残りやすく、実力の向上を実感しやすいです。 最初は英語の百科事典あたりから始めると良いです。百科事典は予備知識や専門用語を知らない人を対象に書いてあるからです。大学の図書館などにある英語の百科事典で始めやすいのは The World Book Encyclopedia、通称 World Book です。これに慣れたら、Britannicaあたりも読んでみましょう。 並行してペーパーバックも読んだ方が楽しく続けられます。小説でも伝記でもルポルタージュでも結構です。短編よりは長編の方が速読には向いています。
質問: 読書のスピードを上げるにはどうしたらいいのでしょうか。教えてください。
速読を身につける上で最も重要なのは読書経験です。読書経験の豊富な人の方が、速読は上手です。そのことを踏まえた上で、具体的な方法をお見せしましょう。 頭の中で文字を音声化したり、一字ずつ目で追っていくような読み方は避けます。重要な語句の箇所で目をとめ、そこから次の重要語へ、パッパッと目線を移動させます。日本語であれば、漢字やカタカナの語句と、それに続くひらがな二字ぐらいを一目で見ます。 たとえば以下の様な感じです。 頭 中 文字 音声化 、一字 目 追って 読み方 避け 重要 語句 箇所 目 とめ、 次 重要語 、パッパッ 目線 移動 日本語 、漢字 カタカナ 語句 、 続くひらがな二字 一目 見 ただし、長い文章を通読して、重要そうだと感じた箇所は、あとでじっくり読み返します。本を読むばあい、目次や前書き、後書きはじっくりと目を通します。
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